犬の多頭飼いのお出かけ|2匹の抱っこ・散歩・カートの使い分け
犬の多頭飼いのお出かけは、2匹を同じように扱わず、1匹ずつの体力や性格に合わせて連れ出し方を分けるのが基本です。小型犬なら1匹は抱っこ、もう1匹は歩く・バッグに入れるといった組み合わせが多く、カートは中型犬なら2匹までを目安に分けて使う方が見られます。
「2匹を連れて出かけたいけれど、両方を同時に見ていられるか不安」「抱っこしたら重くて、すぐに疲れてしまった」「片方がトイレ中に、もう片方が走り出してひやっとした」。多頭飼いの飼い主さまからは、こんなお悩みをよく伺います。
この記事では、Jolis Bijouxのスタッフがお客さまの様子を見て感じていることをもとに、多頭飼いの犬の連れ出し方、2匹同時のお出かけで起きやすい失敗、抱っこ・カート・バッグの使い分けまでをまとめました。
- 多頭飼いのお出かけは、2匹を同じ方法でまとめず、1匹ずつに合う連れ出し方を選ぶ
- 小型犬は「1匹ずつ抱っこ」「2匹でカート」「リードで2匹散歩」の組み合わせが多い
- 2匹同時のお出かけの失敗は「重くて疲れる」「目が足りない」の2つに集まりやすい
- 犬のテンション・気分・リズムをつかんで、歩く子と休む子を分ける
- スウェットとバッグ、抱っこと散歩を、その日の体調や性格で使い分ける
犬の多頭飼いのお出かけは「1匹ずつ違う」と考える
多頭飼いのお出かけで大切なのは、2匹を「セット」ではなく「1匹ずつ」として見ることです。
同じおうちで暮らしていても、年齢も性格も体力も、ワンちゃんごとに違います。元気なうちは活発に歩きたがる子もいれば、マイペースで、少し歩いたら抱っこしてほしい子もいます。どちらかに合わせてしまうと、もう1匹にとっては歩き足りなかったり、逆に疲れすぎてしまったりします。
Jolis Bijouxのスタッフが多頭飼いのお客さまを見ていて感じるのは、上手にお出かけしている方ほど、その日の2匹の様子を見て「今日はこの子が歩いて、この子は抱っこ」と、役割を自然に分けているということです。
多頭飼いのお出かけで考えたい3つのこと
連れ出し方を決める前に、次の3つを1匹ずつ確認しておくと迷いにくくなります。
- 体の大きさ:抱っこできる重さか、カートやバッグに入る大きさか
- 年齢と体力:どのくらい歩けるか、途中で休みたがるか
- 性格:興奮しやすいか、マイペースか、知らない場所で落ち着けるか
多頭飼いの犬の連れ出し方|抱っこ・カート・リードの組み合わせ
Jolis Bijouxのまわりの多頭飼いのお客さまを見ていると、2匹以上の連れ出し方は、ワンちゃんの大きさによっておおよそ次のように分かれます。
| 大きさ | よく見かける連れ出し方 |
|---|---|
| 小型犬 | 飼い主さまが2名以上いれば1匹ずつ抱っこ。ペットカートに2匹一緒に座らせる。普段のお散歩ならリードで2匹以上を連れて歩く |
| 中型犬 | ペットカートには2匹くらいまで。3匹いるおうちは、カートを2台に分けている |
| 大型犬 | 大型犬用のカートを使う |
小型犬は「1匹ずつ抱っこ」か「2匹でカート」
小型犬の多頭飼いで多いのは、家族で出かけるときに1人1匹ずつ抱っこするやり方です。人が多い場所や段差の多い道でも、1匹に1人の手と目が届くので安心です。
飼い主さまが1人のときは、ペットカートに2匹を一緒に座らせている方もよく見かけます。カートの中なら2匹が並んで過ごせるので、移動の間は目が届きやすくなります。
普段のお散歩はリードで2匹を連れて
近所のお散歩なら、リードで2匹以上を連れて歩く方もたくさんいらっしゃいます。1匹を連れて歩くときと基本は同じですが、2匹の歩くペースや、においをかぎたい場所がばらばらになりやすいので、慣れるまでは静かな道で練習しておくと安心です。
中型犬・大型犬はカートを分ける
中型犬の場合、ペットカートに乗せるのは2匹くらいまでにして、3匹いるおうちではカートを2台に分けて使っている様子をよく見かけます。大型犬は、大型犬用のカートを使っている方もいます。カートは、乗せる子の合計の大きさと重さに合うものを選び、詰め込みすぎないようにしましょう。
2匹同時に抱っこ・お出かけしたときに起きやすい失敗
2匹を同時に連れ出すと、1匹のときには起きなかった失敗が出てきます。スタッフがお客さまの様子を見ていて、特に多いと感じるのは次の2つです。
2匹を一度に抱っこすると、重くて疲れやすい
小型犬でも、2匹を同時に抱っこするとその分だけ重くなります。最初は大丈夫でも、歩いているうちに腕や肩、腰が疲れてきて、抱え直す回数が増えてしまいます。飼い主さまが疲れると、抱っこが不安定になりやすいので、2匹同時の抱っこは短い時間にとどめましょう。抱き方の基本は犬の抱っこの仕方でまとめています。
1匹がトイレ中に、もう1匹が走り出す
もうひとつ多いのが、1匹がおしっこをしている間に、もう1匹が走り出そうとする場面です。赤ちゃんが2人いるときと同じで、それぞれが別々のことを始めると、飼い主さまの目は2つしかありません。片方を追いかけるだけで精一杯になってしまうこともあります。
リードで2匹を連れているときは、トイレの間は立ち止まり、もう1匹のリードを短めに持って待つ、と決めておくと落ち着いて対応しやすくなります。
交通量の多い道や人混みでは、2匹のリードを同時に扱うのは難しくなります。そうした場所では1匹を抱っこにする、家族と1匹ずつ分担するなど、目と手が届く形に切り替えてください。
2匹を連れて歩くコツは「テンション・気分・リズム」をつかむこと
2匹のお出かけがうまくいくかどうかは、ワンちゃんの性格や年齢によっても大きく変わります。元気な年ごろの子はどうしても活発になりやすく、マイペースな子も多いものです。
スタッフが大事だと感じているのは、それぞれのワンちゃんのテンション、気分、リズムをつかむことです。
歩きたい子と休みたい子を見分ける
出かける前や歩き始めの数分で、2匹の様子を見比べてみましょう。しっぽを振ってどんどん前に進む子は、今日は歩きたい日。立ち止まる回数が多い子や、飼い主さまの足元から離れない子は、少し休みたい日かもしれません。歩きたい子は歩かせて、休みたい子は抱っこやバッグに、と分けると、2匹とも無理をせずに過ごせます。
途中で急に歩かなくなる子がいる場合は、犬が散歩中に歩かなくなる理由と対策も参考にしてください。
年齢差のある2匹は、シニアの子に合わせて休憩を
若い子とシニアの子の組み合わせでは、歩く距離の差が大きくなりがちです。シニアの子が疲れてきたら抱っこに切り替え、若い子はそのまま歩かせる、という形にすると、どちらかに我慢をさせずにすみます。シニアの子とのお散歩の進め方は老犬の散歩はどうする?で詳しくまとめています。
スウェットとバッグで2匹を使い分ける
Jolis Bijouxのハグポケットスウェットは、胸元のポケットにワンちゃんを入れて、両手を空けたまま抱っこできるスウェットです。多頭飼いのお客さまの中には、このスウェットを2匹のお出かけに取り入れている方もいらっしゃいます。
とても小さな子なら2匹入れることも
本当に小さなワンちゃんであれば、スウェットのポケットに2匹を入れていただくこともできます。ただし、ハグポケットスウェットは約5kg以下の小型犬・猫に合わせて作っています。2匹を入れるときは、合わせた重さがこの目安を超えないか、2匹が窮屈そうにしていないかを確認してください。2匹入れると飼い主さまにとっても重くなり、疲れやすくなります。
「1匹はスウェット、1匹はバッグ」が使いやすい
2匹を一緒に入れるより使いやすいのが、1匹ずつ入れる場所を分けるやり方です。お客さまの使い方を見ていると、次のような組み合わせがあります。
| 組み合わせ | こんなときに |
|---|---|
| スウェット+抱っこ | 家族と出かけるとき。1匹はスウェット、もう1匹はもう1人が抱っこ |
| スウェット+バッグ | 1人で2匹を連れて、カフェや買い物に出かけるとき |
| スウェット+お散歩 | 元気な子は歩かせ、のんびりしたい子はスウェットに入れるとき |
どちらの子がスウェットに入り、どちらがバッグやカートに入るか、あるいは歩くのかは、その日のワンちゃんの体調や性格、年齢によって変わります。決めつけずに、その日の様子で入れ替えてあげてください。
興奮しやすい子ほど、胸元のポケットが合うことも
カートやバッグの中で落ち着かない子でも、スウェットのポケットに入ると安心してくれることがあります。飼い主さまの胸元で鼓動を感じられたり、においがしたりするからだと、スタッフは考えています。興奮しやすいワンちゃんほど、スウェットの中に入れてあげるのがおすすめです。使うときは安全ベルトを装着し、前かがみになるときは必ず手を添えてください。
ポケットやスリングへの入れ方は、犬用スリングのスムーズな入れ方も参考になります。
多頭飼いで出かける前に確認しておきたいこと
2匹でのお出かけは、出かける前の段取りで大きく変わります。次のことを確認しておくと、当日あわてずにすみます。
行き先のペット同伴ルールと頭数
カフェや商業施設、イベント会場などは、ペット同伴の条件が場所ごとに異なります。キャリーやカートに入れることが条件になっている場所もあります。2匹で行く場合は、頭数についての決まりがないかも含めて、事前に公式サイトで確認しておきましょう。
電車やバスで移動するとき
電車で移動する場合は、ケースの大きさや重さに決まりがあります。2匹を連れて乗るときは、ケースの数や重さの扱いも含めて、利用する鉄道会社の最新の規定を公式サイトで確認してください。基本的なルールは犬を電車に乗せる基本ルールでまとめています。
持ち物は2匹分を分けて
お水やおやつ、トイレの片付け用品は、2匹分をまとめて1つにするより、取り出しやすいように分けておくと便利です。1匹がトイレをしている間も、もう1匹から目を離さずに片付けられるよう、両手が空く形にしておくと安心です。
よくあるご質問
多頭飼いの犬を1人で連れて出かけられますか?
小型犬なら、1匹はスウェットや抱っこ、もう1匹はリードやバッグ、というように分ければ1人でも連れ出せます。ただし、交通量の多い道や人混みでは2匹を同時に見るのが難しくなるので、目と手が届く形に切り替えましょう。
ペットカートに犬を2匹一緒に乗せても大丈夫ですか?
小型犬を2匹一緒にカートに乗せている方はよく見かけます。中型犬は2匹くらいまでにして、3匹以上ならカートを分けている方が多いです。カートの対応サイズや耐荷重を確認し、詰め込みすぎないようにしてください。
2匹同時に抱っこしてもいいですか?
短い時間なら抱っこできますが、2匹分の重さで飼い主さまが疲れやすく、抱っこが不安定になりがちです。長く歩くときは、1匹は抱っこ、もう1匹は歩く・バッグに入れるなど、分けるのがおすすめです。
ハグポケットスウェットに2匹入れられますか?
とても小さな子なら2匹入れることもできます。スウェットは約5kg以下の小型犬・猫に合わせているので、合わせた重さがこの目安を超えないか確認してください。重さが気になるときは、1匹はスウェット、1匹はバッグや抱っこに分けましょう。
性格の違う2匹のお出かけは、どちらに合わせればいいですか?
どちらかに合わせるより、1匹ずつに合う形を選ぶのがおすすめです。元気な子は歩かせ、休みたい子は抱っこやバッグに。その日のテンションや体調を見て、役割を入れ替えてあげましょう。
まとめ
犬の多頭飼いのお出かけは、2匹を同じやり方でまとめようとせず、1匹ずつに合う連れ出し方を組み合わせることで、ぐっと楽になります。出かける前に、次のポイントを確認しておきましょう。
- 役割:今日は「歩く子」と「抱っこ・バッグの子」をどう分けるか決めたか
- 重さ:2匹同時の抱っこを長く続けていないか
- 目と手:1匹のトイレ中も、もう1匹から目を離さずにいられるか
- カート:2匹の大きさと重さに合っていて、詰め込みすぎていないか
- 行き先:ペット同伴の条件と頭数の決まりを確認したか
- 移動:電車を使うなら、鉄道会社の最新の規定を確認したか
2匹それぞれのペースを大切にすれば、お出かけはもっと楽しい時間になります。ワンちゃんたちの様子を見ながら、無理のない形を見つけてください。
2匹でのお出かけを「1匹はスウェット、1匹はバッグ」で分けるなら、両手が空く「ハグポケットスウェット」と、カフェやショッピングにそのまま使える「コージーメッシュキャリー」のセットが合います(約5kg以下の小型犬・猫向け。使うときは安全ベルトを装着し、手を添えてください)。
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