猫の抱っこの仕方|嫌がらない抱き方と落ち着く姿勢のコツ
猫の抱っこの仕方の基本は、リラックスしているときに声をかけてから近づき、片手を前足のわきの下に、もう片方の手でお尻と後ろ足を下から支えて、飼い主さまの胸元に体をピタッと密着させることです。いちばん嫌がりやすいのは、お尻が支えられず体が宙ぶらりんになる姿勢。抱き方の手順と、落ち着いてくれる姿勢をまとめました。
「抱き上げた瞬間にバタバタして逃げてしまう」「どこを持てば痛くないのかわからない」「通院のときくらいは落ち着いて抱っこさせてほしい」。猫の抱っこは、犬以上に好き嫌いが分かれやすく、悩んでいる飼い主さまも多いのではないでしょうか。この記事では、Jolis Bijouxが猫ちゃんを抱っこしてハグポケットスウェットに入れるときに実際にしていることをもとに、猫の抱っこの仕方を手順に沿ってご紹介します。
- 抱っこは、猫がリラックスしているタイミングで、声をかけてから始める
- 片手は前足のわきの下、もう片方の手でお尻と後ろ足を下から支える
- 体を飼い主さまの胸元に密着させると、猫が安心しやすい
- わきの下だけで持ち上げる「宙ぶらりん」の姿勢と、無理な仰向けは避ける
- 抱っこが苦手な子は、無理をせず短い時間から少しずつ
猫の抱っこの仕方の基本は「お尻を支えて密着させる」
猫を抱っこするときにいちばん大切なのは、お尻と後ろ足を下からしっかり支えて、体を飼い主さまに密着させることです。猫は体がやわらかく、わきの下だけを持つと下半身がだらんと垂れてしまいます。足場がない状態は猫にとって不安で、逃げようとする原因になりがちです。
私たちが猫を抱き上げるときに意識しているのは、次の3つです。
| 意識すること | 具体的にやっていること |
|---|---|
| タイミング | 猫がリラックスしているときを見計らい、優しく声をかけながら近づく |
| 支える場所 | 片手を前足のわきの下に、もう片方の手でお尻から後ろ足を包み込むように下から支える |
| 体の位置 | 宙ぶらりんにならないよう、胸元にピタッと密着させる |
どれも特別な技術ではありませんが、ひとつでも欠けると猫は落ち着きにくくなります。とくに「お尻を支えているか」は、抱っこがうまくいかないときに最初に見直したいポイントです。
猫の抱っこの仕方を手順で解説
ここからは、私たちが実際に猫を抱っこするときの流れを、順番にご紹介します。
手順1:リラックスしているタイミングで、声をかけて近づく
遊びに夢中なときや、警戒して耳を伏せているときに抱き上げようとすると、嫌がられやすくなります。まずは猫がくつろいでいるタイミングを見計らい、名前を呼んだり優しく声をかけたりしながら、ゆっくり近づきましょう。急に持ち上げると、猫はびっくりして嫌がってしまいます。
手順2:前足のわきの下とお尻を、同時に支えて抱き上げる
片手を前足のわきの下にスッと入れ、同時にもう片方の手でお尻から後ろ足をしっかり包み込むように下から支えます。「わきを持ってから、あとでお尻を支える」のではなく、両手を同時に使って体全体を持ち上げるのがコツです。
手順3:胸元に引き寄せて、体を密着させる
抱き上げたら、すぐに飼い主さまの胸元に引き寄せ、猫の体をピタッとくっつけます。体が密着すると足場が安定し、飼い主さまの体温も伝わるので、猫も安心しやすくなります。お尻を支えている手は、抱っこしている間も離さないようにしましょう。
手順4:下ろすときも、お尻から静かに
抱っこを終えるときも、急に手を離さず、お尻を支えたまま後ろ足から床につけるようにゆっくり下ろします。最後まで丁寧に扱うことで、「抱っこは怖くないもの」と覚えてもらいやすくなります。
猫が抱っこで嫌がる姿勢と、落ち着く姿勢
猫が嫌がりやすいのは、わきの下だけを持ってお尻が浮く姿勢と、お腹を見せる仰向けの姿勢です。落ち着きやすいのは、お尻と後ろ足を下から支えて、飼い主さまの胸元に体を密着させた姿勢です。
同じ「抱っこ」でも、姿勢によって猫の反応は大きく変わります。私たちの猫ちゃんの場合をもとに、嫌がる姿勢と落ち着く姿勢を比べてみました。
| 姿勢 | 猫の様子 |
|---|---|
| わきの下だけを持って持ち上げる | お尻が支えられず不安定になり、バタバタと逃げようとする |
| 仰向け(赤ちゃん抱っこ) | お腹を見せるのが不安なようで、落ち着かない |
| お尻と後ろ足を下から支え、体を密着させる | 体が安定して、いちばん落ち着いてくれる |
いちばん嫌がるのは「お尻が支えられていない姿勢」
私たちの経験では、猫がいちばん嫌がるのは、やはりお尻が支えられていない姿勢です。わきの下だけを持って持ち上げると、下半身が宙に浮いて不安定になり、バタバタと逃げようとします。抱っこを嫌がる子は、まずこの持ち方になっていないかを確認してみてください。
仰向けの抱っこは、苦手な子も多い
赤ちゃんのような仰向けの抱っこも、うちの子はお腹を見せるのが不安なようで落ち着きません。仰向けを平気で受け入れてくれる子もいますが、嫌がるそぶりがあれば無理に続けず、うつ伏せに近い姿勢に戻してあげましょう。
抱っこが苦手な猫と、無理せず付き合うコツ
猫はもともと、自分のペースを大切にする動物です。抱っこが好きな子もいれば、そばにいるのは好きでも抱っこは苦手という子もいます。抱っこは「慣れさせるもの」というより、猫が受け入れてくれる範囲で少しずつと考えるのがおすすめです。
短い時間から始めて、嫌がったらすぐ下ろす
最初は数秒抱っこしたら下ろす、くらいの短さで十分です。猫が体をよじったり、しっぽを大きく振ったりしたら、無理に押さえつけずに下ろしてあげましょう。押さえつけてしまうと、抱っこそのものが嫌な記憶として残りやすくなります。
抱っこのあとに、うれしいことを用意する
抱っこのあとに撫でたり、好きなおやつをあげたりして、「抱っこされるといいことがある」と感じてもらうのもひとつの方法です。抱っこ紐やポケットに慣らす手順は、猫の抱っこ紐・スリングの選び方で、家の中で短い時間から始める進め方をまとめています。
抱っこを急に嫌がるようになった、体を触ると痛がるなど、いつもと違う様子があるときは、体調の変化が隠れていることもあります。気になる場合は、かかりつけの獣医師に相談してください。
抱っこしたまま過ごすなら、ポケットに入れる方法も
抱っこが落ち着いてできるようになると、「もう少し長く一緒にいたい」と感じることもあるかもしれません。ただ、腕だけで抱っこを続けると、飼い主さまの腕も疲れてしまいます。そんなときの選択肢が、胸元にポケットのあるハグポケットスウェットです。
抱き上げてから、お尻からそっとポケットへ
私たちは、先ほどの手順で猫を抱き上げ、胸元に密着させて安心させてから、そっとお尻からハグポケットの中へ誘導して入れています。足場が安定していると、猫もすんなり入ってくれます。ポケットに入っているときは、まさに「お尻が安定して密着している状態」になるので、そのままウトウトしてくれることが多いです。
ポケットに入れるときに守っていること
ポケットに入れるときは、内側の安全ベルトを必ず装着し、手を添えて体を支えるようにしています。前かがみの姿勢になると飛び出しやすいので、かがむときは特に注意しましょう。ハグポケットスウェットは約5kg以下の小型犬・猫に適したつくりです。入れ方の流れは、犬向けの手順ですが犬用スリングのスムーズな入れ方も参考になります。
通院など、抱っこしたまま移動する場面での工夫は猫の病院への連れて行き方でまとめています。
猫の飼い主さまから届いた声
ハグポケットスウェットを使っている猫の飼い主さまからは、うれしいお声をいただいています。
「抱っこさせてくれない子が、自分から入ってきた」
印象に残っているのは、「普段は抱っこさせてくれない子なのに、スウェットのポケットには自分からすっぽり入ってきてゴロゴロ喉を鳴らしてくれました!」というお声です。すべての猫ちゃんに当てはまるわけではありませんが、腕で抱えられるのは苦手でも、体にくっついていられる場所は好きという子もいるのだと感じました。
「撫でながら、自分もくつろげる」
「両手が空くので、抱っこしたまま家の中で移動できるのも便利ですが、何より猫を撫でながら自分もソファでコーヒーを飲めるのが最高に幸せです」というお声もいただきました。飼い主さまの腕が疲れないだけでなく、お互いがリラックスしてくつろげる時間をつくれているのが伝わってきて、私たちもうれしくなりました。
よくあるご質問
猫を抱っこするとき、どこを持てばいいですか?
片手を前足のわきの下に入れ、もう片方の手でお尻と後ろ足を下から包み込むように支えます。わきの下だけで持ち上げると体が不安定になり、嫌がる原因になりやすいので、お尻は必ず支えましょう。
猫を仰向けに抱っこしても大丈夫ですか?
平気な子もいますが、お腹を見せる姿勢が不安で落ち着かない子も少なくありません。体をよじったり鳴いたりするときは、お尻を支えてうつ伏せに近い姿勢に戻してあげましょう。
抱っこを嫌がる猫は、慣らしたほうがいいですか?
無理に慣らす必要はありません。短い時間から始め、嫌がったらすぐ下ろすことを繰り返しながら、猫が受け入れてくれる範囲で少しずつ試してみてください。急に嫌がるようになった場合は、かかりつけの獣医師に相談すると安心です。
抱っこしたまま家事や移動をしたいときはどうすればいいですか?
胸元のポケットに猫を入れられるスウェットを使う方法があります。抱き上げて落ち着かせてからお尻からポケットへ入れ、内側の安全ベルトを装着して手を添えましょう。前かがみの姿勢では飛び出しに注意してください。
まとめ
猫の抱っこは、ちょっとしたコツで猫の反応が変わります。最後に、抱っこするときのポイントを振り返ってみましょう。
- タイミング:猫がリラックスしているときに、声をかけてから近づいたか
- 支え方:前足のわきの下とお尻・後ろ足を、同時に下から支えたか
- 密着:宙ぶらりんにならないよう、胸元にピタッと引き寄せたか
- 姿勢:わきの下だけで持つ姿勢や、嫌がる仰向けを避けているか
- 無理をしない:嫌がったらすぐ下ろし、短い時間から少しずつ試しているか
抱っこが好きかどうかは、猫ちゃん一頭ずつ違います。その子が安心できる支え方を見つけて、抱っこの時間をお互いにとって心地よいものにしてあげてください。
抱っこが好きな猫ちゃんとゆっくり過ごしたいときは、胸元の少し深めのポケットに入れられる「ハグポケットスウェット」が合います。お尻が安定して体に密着した状態で過ごせるので、撫でながら両手も使えます(約5kg以下の小型犬・猫向け)。
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